© NPO法人 ふくしま30年プロジェクト All rights reserved.
移転について
「ふくしま30 年プロジェクト」は、「CHANNEL SQUARE」での活動を2015年3月29日より開始しました。それから3年が経過したわけですが、この度、「CHANNEL SQUARE」が移転することに伴ない、弊法人も福島市南矢野目から北西の位置にある飯坂町に事務所を移転することにいたしました。新住所は『福島県福島市飯坂町字一本松11-7』となり、営業開始は4月2日からです。
街中にある置賜町で3年半弱、そして南矢野目では3年の活動を行ないました。特に、この3年間は「CRMS市民放射能測定所福島」から、「ふくしま30年プロジェクト」へと名称を変えて、活動と名前が一致してきた期間だったと感じています。ようやく「30年」という名称に負けない、持続的で地に足のついた活動をしていく基礎ができたなかで、新たに飯坂町一本松で新事務所を開所します。3 年おきに移転を繰り返してきましたが、今度の飯坂という場所が「ふくしま30年プロジェクト」にとっての終の棲家となります。
今回の移転については、広河隆一氏が代表を務める「D A Y S被災児童支援募金」と山田真医師からのご支援をいただきました。お二人からは、これまでも様々な支援をいただきましたが、この移転が急だったこともあり、こちらからの支援要望について即断していただいたことにはお礼の言葉もございません。
国は初期の政策通りに5年間の集中復興期間を終え、復興・創生期間に移行しています。そして、「復興オリンピック」として掲げる東京オリンピック開催の2020年に復興庁の解散も明言しています。これでは、あたかも2020年に復興が完了してしまうかのようです。しかし、性急にことが進められていくのとは反対に、その流れに乗れずにいる人たちが一定数いることも事実です。ましてや、被災三県に居住する大多数の人は、2020年に復興が完了するなどとは考えていないでしょう。
原発事故をめぐる問題が、科学・医学・経済などの複合的なかたちで表れるために、個人では打破できないという閉塞感を生んできました。しかし、時間の経過があったことで、ようやく自分の足元から状況を把握したいという声が上がってきたとも感じています。現状を判断できる情報や将来の展望を求める市民とともに、次世代へのバトンを繋げるために、わたしたちはこの地での活動を継続していきます。
【告知】1月28日開催オンラインセミナー「原発災害と研究者 -チョルノブィリ原発事故(ウクライナ)の研究者が見つめた日本の原発災害-」
ロシアのウクライナ軍事侵攻により、ニュースでチョルノブィリ(チェルノブイリ)原発の名称が流れ、あらためて、かの原発がウクライナに所在すること…
【告知】12月17日開催「東日本大震災・原子力災害伝承館/とみおかアーカイブ・ミュージアム」日帰り見学ツアー
NPO法人ふくしま30年プロジェクトは2022年12月17日(土)に、「東日本大震災・原子力災害伝承館」及び「とみおかアーカイブ・ミュージア…
【告知】オンラインセミナー「原発事故とジェンダー 誰が事故の被害を語ることができるのか」
下記リンク先では、地域の声を把握するためには世帯単位の「戸」ではなく、個人単位の「個」へのアンケートの必要性についての論考が述べられています…