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落ち葉ってどれくらい?
雑巾やタオルを測定しセシウムを検出ましたが、それに付着したとすると(雑巾の場合はそれだけではないでしょうけど)現在は乾燥した気候、強風による舞い上がり、焼却の粉塵による再浮遊と考えられます。そのうちの焼却と言えばゴミ焼却場もありますが、福島市では野焼きも普通に行われています。では、事故前だったら普通に焼かれたかもしれない落ち葉にはどのくらいのセシウムが含まれているのか?
ドイツ放射線防護協会のトーマスさんが福島市にいらしたので案内の折に紅葉山公園の落ち葉を採取して測定しました。
(2012年11月21日追記) 紅葉山公園とは福島県庁の横にある公園で福島市中央部に位置します。
より大きな地図で 紅葉山公園 を表示
空間線量は日立ALOKA TCS-172Bで測定して地表で1.19μSv/h、1mで0.98μSv/hでした。
こちらが落ち葉を詰めた状態です。
Ge半導体検出器で3600秒(一時間)測定してみました。
Cs-134 611±55.24Bq/kg
Cs-137 1225±79.0Bq/kg
セシウム合算で1836Bq/kg、今回詰めた落ち葉の容量からすると15L分を集めたらこうなるとすると仮にこの場所の落ち葉を野焼きすると、どれくらいが舞うのでしょうか?
行政は自粛よりも、もっと強い呼びかけをすべきではないでしょうか?
(あべひろみ)
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